If we have seen further, it is by standing on the shoulders of giants together (高等部|御幸中学⇒小松高校(人文)⇒東京大学合格)
鹿野誉人と申します。wake進学スクールに通い、東京大学文科一類に進学、現在は法学部に在籍しています。大学生活を振り返ると、自分がいま持っている力や視野の多くは、wakeで過ごした6年間に根ざしていると感じます。大好きなwakeについて書く機会をいただいたので、自分の体験に沿って綴ってみようと思います。
お伝えしたいことは四つあります。学習スタイル、仲間との時間、先輩や塾長の存在、そしていま受験に向かう方々へのメッセージです。
一つ目、学習スタイル。wakeでは英語と数学を早い段階から先取りし、高校三年生の頃には自習を中心に据えるスタイルでした。詰め込み式ではないからこそ、自分の頭で課題を見つけ、深く考え、言葉にして解決していく時間が自然と増えていきます。英語や論理的思考力など、まだまだ磨かなければいけないことばかりと痛感する日々ですが、自分で最後まで考え抜く時間を持てたあの三年間は、大学のアルバイトや長期インターン、就職活動の中でも確かに自分の支えになっていました。
二つ目、仲間と過ごした時間。wakeで強く印象に残っているのは、生徒同士、生徒と先生の距離の近さでした。同じ教室で勉強する仲間とは、休憩中は他愛のない話で笑い合い、机に向かえば集中が伝染するような不思議な空気がありました。誰かが粘っていると自分も帰りづらくなる。その積み重ねが、勉強し続ける習慣を作ってくれたように思います。特に思い出深いのは塾の食堂です。定期テスト後や夕食時にみんなで集まって過ごした時間が、何よりの気分転換になっていました。そこで生まれた関係は今も続いていて、同じ密度の時間を共有した仲間とは、卒業しても自然とつながっていられるのだと実感しています。
三つ目、先輩や塾長の存在。wakeには、卒業生がふらっと塾に立ち寄る文化があります。高校生の頃、勉強の合間にそうした先輩方と話す機会が何度もありました。話題は受験のことから、大学生活、進路、働くことなど多岐にわたります。就職活動を経験して痛感したのは、自分の視野の外にあることには、一人ではどうしても気づけないということです。都会の進学校なら身近にモデルケースがいて、進路の選択肢が自然と目に入ってきます。実際、最難関と呼ばれる企業の内定者には都会の中高一貫出身者が多い印象を、就職活動を通じて何度も持ちました。一方で、田舎から都会に進学した人間にとっては、そうしたモデル自体が周りにいないことも多い。だからこそ、少しだけ先を歩く誰かの肩を借りられることが、視界を一段広げてくれます。当時は何気ない雑談のつもりでしたが、あの会話の一つひとつが、大学に行く目的やキャリアについて漠然と考えるきっかけになっていたと、いま振り返って気づきます。その空気をつくっているのは塾長の存在も大きいと思います。目の前の受験に真剣に向き合わせてくれながら、合格はゴールではないと自然に意識させてくれる方でした。
最後に、いま受験に向かう方々へ。僕はこれからビジネスの世界に進みますが、勉強したことが無駄になる道など一つもないと感じています。何より声を大にして伝えたいのは、勉強とは、自分の見える世界を一段ずつ押し広げていく最高に面白い営みだということです。たとえば国語。最初は本文から答えらしき箇所を書き抜くだけの作業が、力を磨くにつれてまったく別の景色になります。文章を自分の知識と思考力で解釈し、自分の語彙で組み直して書き上げる。受け身の作業が、いつの間にか自分の頭で勝負する営みへと変わっていく。そこではじめて、勉強の奥行きと解くことの本当の楽しさが見えてきます。
なによりも人生で一番努力したと胸を張って言える経験は、この先そう簡単には訪れません。受験期には一日十数時間を自分を磨くことだけに注ぎ込み、十二年の積み重ねを携えて、人類が数千年かけて築いてきた高度な知的営為に手を伸ばす。ニュートンとライプニッツが十七世紀に切り拓いた微分積分をたった三年間という時間の中で、自分のものにしようと格闘できる。そんな贅沢な時間は、いまこの瞬間が最後かもしれません。
だからこそ、その時間を簡単に手放さないでほしい。仲間と笑い合い、悩み、ときに息を抜きながら、それでも自分の限界に手を伸ばし続けてほしい。そうして駆け抜けた6年間の先に、巨人の肩の上から、一人では決して見ることのできなかった景色が見えるはずです。
wakeはその背伸びを一緒にしてくれる場所です。ぜひwakeで最高の高校生活を送ってみてください!
22’卒 鹿野誉人
WAKE 高等部
WAKE Plus 高等部
〒923-0926 石川県小松市龍助町 76WAKE 小・中等部
WAKE Plus 小・中等部
〒923-0948 石川県小松市錦町41